中国からAmazon FBAへの発送方法(割高にならないために)
新しいAmazonセラーの多くは、商品の調達まではそれなりにうまくやる。しかし運賃の見積もりを受け取ると、払いすぎるか、Amazonの倉庫の入口で荷物を受け取り拒否されるようなミスを犯すかのどちらかになる。中国からFBAへの最初の発送の前に知っておくべきことをまとめた。
FBAとFBM — 物流面での違い
Fulfilled by Amazon(FBA)とは、商品をAmazonの倉庫に入れ、Amazonがピッキング・梱包・出荷まで行う方式だ。Fulfilled by Merchant(FBM)は自分でフルフィルメントを行う方式。
物流の観点から言うと、FBAには厳しい要件がある。荷物がAmazonの準備・梱包・ラベル貼付の仕様を満たしていなければ受け取りを拒否される。拒否された荷物は消えてなくなるわけではなく、フルフィルメントセンターで宙ぶらりんのまま放置され、対処するまでの間Amazonから日次の保管料が課される。FBMは梱包の自由度が高いが、ラストマイルは自分で対応する必要がある。
Amazonの米国・EU・UK市場に向けた中国調達商品の多くはFBAを使う。数量が大きく経済性が成立し、Amazonのネットワークがラストマイルの複雑さを処理してくれるからだ。
輸入者(IOR)は誰か
中国からFBAへの物流で最も誤解されている部分であり、間違えると高くつく。
商品が米国(またはEU、UK)に到着したとき、誰かが輸入者(IOR)として機能しなければならない。関税の支払い、コンプライアンスの確保、通関処理の法的責任を負う主体だ。Amazonはあなたの代わりにIORを引き受けない。フルフィルメントセンターの住所は通関書類の荷受人住所として使えない。
選択肢は以下の通り:
- 自分(自社)がIORになる。 米国の場合はUS EntityとEINが必要(EUならEORI、UKならUK EORI)。フォワーダーが代わりに通関申告書を提出する。これが大半の確立されたセラーの標準的な方法だ。
- 第三者のIORサービスを使う。 フルフィルメント会社の中には手数料を取ってIORを引き受けてくれるところもある。仕向国に法人がなく、作りたくないセラーに向いている。輸送ごとに150〜500ドル程度のコストに加え、コンプライアンス管理費用がかかる。
通関書類の最終荷受人にAmazonのフルフィルメントセンターを記載しないこと。これは港で荷物が留め置かれる原因になる一般的なミスだ。
FBAの準備とラベル要件
Amazonの準備要件は商品カテゴリーごとに詳細に定められており、変わることもある。現行要件はSeller Centralで確認する。ブログ記事ではなく常に最新情報を参照のこと。大まかな分類は以下のとおり:
- FNSKUラベル: コミングル(混合在庫)に登録していない場合、各ユニットにAmazonバーコード(FNSKU)が必要。ラベルファイルをサプライヤーに送れば貼り付けてもらえる。またAmazonに0.30ドル/ユニットで貼り付けを依頼することもできるが、数量が増えると大きなコストになる。
- ポリ袋(ポリバッグ): 柔らかい商品・靴・バラけやすい部品が含まれるものの多くは個別にポリ袋に入れ、窒息警告を表示する必要がある。
- 緩衝材・割れ物対応の準備: Amazonは落下テストの基準を定めている。商品が到着して準備チェックに引っかかった場合、Amazonが準備を行い費用を請求する。
- マスターカートンのラベル: 各カートンに輸送IDを記載したボックスコンテンツラベルが必要。フォワーダーまたは準備サービスが作成できる。
多くのセラーにとって最もすっきりした方法は、発送前に中国国内の準備センターに送ること、またはサプライヤー契約に準備作業を組み込むことだ。Amazonへの配送前に米国の3PLで準備を行う方法もあるが、コストとリードタイムが増える。
なぜ多くのセラーが運賃を払いすぎるのか
よくあるパターンをいくつか挙げる。
FBA輸送に宅配便(エクスプレス)を使う。 DHL・FedEx・UPSはサンプルには適している。50kg超の商業FBA輸送では、ほぼ常に海上輸送または航空輸送サービスの方が割安だ。エクスプレスは商業量で比べてkg当たり3〜5倍のコストがかかる。
課金重量と実重量を理解していない。 航空輸送は実重量と容積(体積)重量のいずれか高い方で課金される。容積重量=(L×W×H cm)÷5,000。膨張可能な商品や発泡スチロール梱包など、軽くてかさばる商品は航空輸送でひどい目に遭う。
低マージン商品に航空輸送を使う。 商品が20ドルで利益率30%なら、損益分岐の輸送費は約6ドル/ユニット。航空運賃が8ドル/kgで商品が400gなら、航空輸送だけで3.20ドル/ユニットかかる。関税・準備費用・Amazon手数料を除いてだ。輸送モードを選ぶ前に計算を行うこと。
季節的な運賃急騰を無視する。 海上・航空運賃は予測可能なタイミングで急騰する。旧正月前(12〜1月)、黄金週間(9月末)、Q4ピーク(10〜11月)だ。これらの窓の6〜8週前に予約できれば節約になる。
ドアツードアvs港間: どちらを予約すべきか
FBAセラーの多くはドアツードアサービスを使う。フォワーダーが工場での集荷・海上/航空輸送・通関・AmazonFC への配送まで処理する。便利で標準的な商品には概ね割安だ。
港間(または空港間)は安いが、集荷・通関業務・最終配送を別途手配する必要がある。高い出荷頻度でより多くのコントロールを求めるセラーには向いている。初心者にはドアツードアの方がトラブルの原因を減らせる。
米国・EU・UK市場向けFBAの主要ルートは中国の輸送レーンで、大まかなコストはサプライヤーの見積もりにコミットする前に運賃見積もりツールで確認できる。
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参考: 中国輸入のインコタームズ解説 — サプライヤーが運賃を提示する際にEXW・FOB・DDPの違いを理解することは非常に重要。